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いちいち笑うなよ、おいおい。
それは、ちょっとしたエッセンスであって、声をあげて笑うところか?
出だしから、劇場はいい調子だ。
21時半からのレイトショーだというのに、満員御礼ですよ。空いてると思って、わざわざこの時間にしたんだけどなあ。
平均年齢は、高い。夫婦連れか家族連ればかり。家族連れといっても、レイトショーなので18歳未満はNG。つまり、子供もデッカイ家族連れ(笑)。で、僕のような「お一人様」は端っこに追いやられての『ALWAYS 続・三丁目の夕日』の鑑賞だった。
でも、いちいち声を出して笑ってもいいのだということが、物語の中で明らかになる。
裕次郎の映画(という設定。♪おいらはドラマー…)に一喜一憂している観客席のシーンが、まるでそれだったのだ。スゴイですよ、まるで鏡のよう。そういう時代を体感した人々が、今晩の観客席を埋めていたということだったのだ。
声出して、思い切って笑ってください。
おい、今度はグスッ、グスッ…と、鼻をすする音。
いいよいいよ、泣いてもね。声出して泣いてください。
えっ、なんだか僕までおかしいぞ。
くっそー、「夕日が目にしみるぜ」
涙がアゴまでたれてきやがった。隣のおばちゃんに見られそうで拭けない…って、横目で見たら、おばちゃんも相当目にしみまくっているようだね。
わかりきった、できすぎの、王道のストーリーなのに、いや、だからこその涙なのだ。
昭和のドタバタ映画をそのまま映像しているからこその面白さなのだ。
それにしても、幕開けのサプライズといい、物語と劇中の小説がシンクロしているところといい、時代を映す言葉やモノ、コトをそこここに盛り込む巧みさといい、実にサービス満点でよくできた映画だった。
もちろん、その時代を生きたり、知っている人々にとっては。
写真は、昼間セブンイレブンで買ったフィギュア。
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